メラミン食器の特性

メラミン食器の5つの特性

メラミン食器には5つの大きな特性があります。

1:一番硬いプラスチック

メラミン樹脂は、プラスチックの中で最も表面硬度が高く、キズつきにくいという特長を持っています。このメラミン樹脂でできたメラミン食器は耐久性に優れ、病院給食や学校給食、社員食堂など、食器の取り扱いがハードになりがちな環境で大活躍します。

2:優れた保温性

メラミン食器は熱伝導率が小さいため、保温力に優れ、適温給食の実現にも役立ちます。また、熱いものを入れた場合でも、食器に触れた手や唇に熱さを感じさせない、食べやすい食器です。

3:繰り返し加熱消毒できます

耐熱性に優れたメラミン食器は、繰り返し加熱消毒ができます。また、滑らかな食器表面は汚れが落ちやすく、洗った後の水切りも早いので、スピーディーに食器を乾燥させることができ、衛生的に使用できます。

4:取り扱いやすい適度な比重

メラミン食器(比重1.5)の重さは、陶磁器(比重2.0~3.0)に比較すると約1/2~2/3の軽さです。食器の運搬や洗浄は調理場での重労働のひとつですが、適度な重さのメラミン食器は大きなメリットを発揮します。体格が小さい児童たちが食器を持ち運びする学校給食では、メラミン食器は最適です。また、手に持ったときにしっくり馴染むということも、食器に求められる重要な要件の一つと言えます。

5:美しい絵柄と形

メラミン食器には美しい絵付ができます。色彩も自由、好みの色が着色できます。しかも、色あせや変色がしにくく、長く美しさを保ちます。また、デザイン性に優れたさまざまな形状に成形できますので、楽しい食のシーンの演出にも役立ちます。

衛生性にも優れています

メラミン食器の衛生性は世界各国で確認されています。日本では、食品衛生法に基づいて食器の規格基準が設けられていますが、メラミン食器は厚生労働省告示第370号「フェノール樹脂、メラミン樹脂およびユリア樹脂を主成分とする合成樹脂」の中で規格基準が定められています。食品と同様に食器も厳しく規制することで、衛生性、安全性が確保されているのです。

さらに、メラミン食器を製造する業界では、国の基準より厳しい自主規格基準を設けて、消費者の皆様により安心して食器をご使用いただけるよう努めています。これは、米国食品医薬品局(FDA)や欧州医薬品審査庁(EMEA)が採用する品質水準を満たした基準で、食品衛生法で定められた日本の基準に対して、製品に含まれるホルムアルデヒドの溶出量を2分の1以下とする非常に厳しい自主規格基準です。

このように厳しい基準によって、日本製のメラミン食器には安心が確保されているのです。