安全国内生産

お客様が中心。安全・安心の国内生産。

食に携わる私たちが忘れてはならないこと。それは、食器を使って下さるお客様の安全と安心です。

一時期、安価な輸入メラミン食器が広く日本国内に流通したことがありました。やがて品質や耐久性に多くの問題が露呈し、これらの輸入メラミン食器は日本国内から姿を消すことになりましたが、これを単に社会事件として扱うのではなく、私たちヤマト化工はメラミン食器の安全性追求を再認識する機会として捉えました。

私たちは、安全を第一に考えたメラミン食器だけを生産し続けました。この結果、お客様から多くの信頼を勝ち取り、日本市場が求める安全性に応えられるメーカー、お客様に安心をお届けする食器メーカーとしてご支持をいただくことができました。

「Made In JAPAN」のメラミン食器はどうあるべきか。安全と安心を中心に据え、私たちは日々製品づくりに取り組んでいます。

「食べる視点・洗う視点」の器づくり。

たとえば、器の内外両面にコーティングを施した「ダブルコーティング」の食器は、食べる人には料理をつややかにおいしく見せる一方で、汚れが付きにくいので食器を洗う人には扱い易いという特長があります。また、食器の管理面にあっても、洗浄・乾燥の繰り返しによる劣化を防ぎ、長期間、食器としての美しさを保つメリットがあります。ダブルコーティングはハードな使用にも耐えられ、なおかつ美しい光沢感も兼ね備えた食器を求めるお客様視点から生まれた技術です。

「食器を使う視点」の器づくり。

高齢者や喫食が困難な方にも使いやすい「ユニバーサルデザイン」を取り入れた食器も開発しています。食器を持ちやすい工夫、食べやすさ、すくいやすさ、機能性、視認性などさまざまな観点から検証を行い、デザインに反映しています。この検証から生まれた「自助食器」は、「食べる」行為自体を身体の機能回復につなげるために開発した食器で、多くの病院や介護施設に採用されています。 施設に導入された後にも、ご採用いただいた病院や介護施設の皆様との検討会を通じ、新たに発見したアイデアは次の製品づくりに活かすことで、私たちは自助食器のさらなる改良を続けています。

「新しい調理法視点」の器づくり。

病院や介護施設などで採り入れられている新しい調理法(ニュークックチルシステム)は、料理を食器に盛り付けたまま再加熱し温かい料理を提供する方法で、朝食の合理化やスタッフの早朝出勤の緩和、設備投資の抑制など、施設経営を合理化する解決策として注目を集めています。 この調理法で使用できる食器の条件は、高温加熱の繰り返しによる変色に耐え、優れた耐久性があること。私たちは、この難題に応える特許技術を生み出し、耐熱環境性・耐変色性の高い食器「メラミンエックス」、さらにダブルコーティング[特許第44229972]を採用した蒸気により強い「フォーリスト」を独自開発しました。

「Made In JAPAN」にしかできない安全・安心をお客様に届けること。そして、何よりお客様に喜んでいただける食器を創造すること。これが私たちの製品づくりの哲学です。

※ニュークックチルシステムにメラミン食器をご検討される場合は、お客様の活用方法に応じた最適なご提案をさせていただいておりますので、ヤマト化工製品の総販売元スリーライン株式会社までご連絡をくださいますようお願いいたします。
ご使用にあたっての注意点や、効果的な使い方をご案内いたします。